本記事では接骨院・整骨院をこれから開業しようという人のために、開業前に準備しておきたいものと、経営における重要なポイントを紹介していきます。
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開業前に準備しておきたいもの
準備するものは、接骨院の運営方針や施術内容に応じて異なりますが、開業時から経営するにあたって特に重要な5つについて解説します。
医療機器・設備
接骨院のコンセプトや診療内容によって、値段は大きく変化するものの、医療機器や設備は一定数必要になります。初期費用を抑えるために安価な機種を選んでも良いのですが、性能が低い機種で買いなおさなくてはいけないということもあるため、機器設備に関しては、機能が優秀なものを最低限必要な分を揃えて、経営が安定していくうちに新たに導入していくことがおすすめです。
施術で使う消耗品・商材
接骨院では、各ポジションで消耗品を必要とし、消耗品の多くは清潔さを維持しなければいけません。接骨院では清潔感が欠かせないもので、品質管理への意識も、利用者の満足度や信頼の確保につながります。
ホームページ
ビジネス・開業において、ホームページの作成は欠かせません。接骨院の施設に関する具体的な情報や、柔道整復師やスタッフの実績を掲載したウェブサイトの作成によって、注目を集め、新規利用者の獲得につなげることが可能です。最近では無料でホームページを設立できるプラットフォームや補助金制度、さらにはホームページ制作を代行するサービスもあり、資金や知識がない人でもホームページの運用がかんたんに実現できます。
WordPress（ワードプレス）は無料で多くのアクセスを獲得できるホームページの作成が可能です。初めてホームページを作成する人にも扱いやすく、世界中で利用されています。
メールアドレス
ビジネス用のメールアドレスは、接骨院に来た問い合わせやビジネス上のやり取りの際に必要になります。フリーメールは費用がかからず、かんたんにメールアドレスとして運用できますが、他接骨院との差別化、信頼性を高めるためには独自のドメインを取得するという方法もあります。
ソフトウェア
ソフトウェアの導入は、利用者の多い施設や少人数で運営する施設に特に有効です。紙での記帳や管理では、毎回の書類作成や書類保管など多くの手間がかかります。カルテなども電子化することで大幅に業務の負担を軽減します。効率化のために導入するソフトウェアは、サポートや費用、機能など自分のにあったものを選ぶことでより良い効果を発揮します。
RESERVA（レゼルバ）は、予約システムでありながらオンライン決済機能が搭載されており、予約と同時に支払いができ、業務の手間の省略につながります。また、事前に症状を確認できる予約時アンケート機能など接骨院運営に向けた機能が豊富にあります。
ほかにも、弥生会計オンラインのような青色申告に必要な書類をまとめる会計ソフトや、案件や問い合わせの報告書を管理するkintone（キントーン）など、様々な目的に対応したソフトウェアがあるため、機能を比較して利用することが必要不可欠です。
おさえておきたい経営におけるコツ
コスト管理
コスト管理は、接骨院経営において重要なポイントです。接骨院運営を予算内で回していくために、経営全体を把握し、必要な出費を厳密に判断する必要があります。適切なコスト管理によって、支出に対して冷静な判断ができ、精神的に余裕が生まれ、経営全体の士気も高まります。初期投資の回収時期や月々のランニングコスト精査など、無理せずできることから始めることも重要です。
市場分析
大手接骨院は、栄えている場所や認知されやすい場所にあることが多く、新たに接骨院を開業する際は、慎重に物件を考える必要があります。また、開業する地域にある接骨院がどのような施術やサービスを提供しているのか、またその地域の利用者は何を求めているのかを理解することで、効果的な集患を上げることにつながります。
→接骨院・整骨院の物件選びについて詳しい内容はこちら
ターゲットとコンセプト
続いて重要になるポイントはターゲットとコンセプト。どのような人にクリニックを利用してほしいのかを明確に定めておくことで、的確な経営を図ることでができ、リピーターの増加や新規利用者の獲得が見込めます。ほかの接骨院には無い魅力や差別化できるポイントを押し出せると効果的です。
集患に力を入れる
集患力の向上も欠かせません。集患には、特にSNSやホームページを有効活用することが必要です。また、幅広くターゲットに訴えかけ、興味を持った人がすぐに予約でき、直接売上につなげることが可能です。
→接骨院・整骨院の集患について詳しい内容はこちら
まとめ
今回は、接骨院の開業に必要なリストを紹介しました。多くの人に利用されている接骨院は、今後も多様なニーズに対応し、開業数も増えていくことが予測されます。接骨院の開業を検討している人はぜひ本記事を参考にしてください。
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